今、歯並びの悪い子どもが増えています。その原因として、一つは口呼吸の子供が多い、二つ目は食べ物をしっかりと噛まなくなり、やわらかい食べ物ばかりを好んで食べる傾向がある、と言われています。
そもそもどうして口呼吸になってしまうのか?
幼小期に「口を閉じなさい」と親に言われて慌てて口を閉じた、という経験を持つ方が多いと思います。
呼吸には、鼻呼吸と口呼吸の2つがあります。
口呼吸の原因は様々ですが、花粉症や鼻炎アレルギーが原因で鼻がつまりやすい、硬いものを噛まないことで口周りの筋力が衰えてしまった・・・等があります。
口呼吸のデメリットとは?
『ポカン口』は常に口が開いているために口の中が乾燥し、唾液による自浄作用が働かなくなるため、口臭が発生しやすく、口腔内の細菌が増え、虫歯や歯肉炎を起こしやすくなります。そして、ポカン口の人は自然と姿勢も猫背になり、出っ歯になりやすい傾向にもあります。
また、身体に起こる影響として、ポカン口のような口呼吸の人は浄化されない外気が、直接のどや肺に入る為、免疫力の低下がおこり、風邪やアレルギーを起こしやすくなるのです。
テレビを見ている時や電車の中で寝ている人など、ふとした瞬間にそんな人を発見します。
岩村矯正歯科に通う子供たちを見ていると、口をポカンと開いている子供たちをよく見かけるようになりました。
これを『ポカン口』といいます。
この『ポカン口』によって様々な影響があることをみなさんはご存知でしょうか??
- その原因としては
この3つがあげられます。
① 、②は鼻での呼吸が困難なために、口呼吸になってしまい、ポカン口になってしまうのです。しかし③は口の周りの筋肉が弱いということや過去に鼻疾患があり、口呼吸が癖になってしまったという理由が多いようです。
また、現代ではやわらかい食事が多くなったために、唇や舌の運動機能が低下し、『ポカン口』(口呼吸)が多くなったともいわれています。
『ポカン口』は常に口が開いているために口の中が乾燥し、唾液による自浄作用が働かなくなるため、口臭が発生しやすく、口腔内の細菌が増え、虫歯や歯肉炎を起こしやすくなります。
そして、ポカン口の人は自然と姿勢も猫背になり、出っ歯になりやすい傾向にもあります。
また、身体に起こる影響として、ポカン口のような口呼吸の人は浄化されない外気が、直接のどや肺に入る為、免疫力の低下がおこり、風邪やアレルギーを起こしやすくなるのです。
ほとんどの場合、『癖』になっていることが多いので、まずは『口を閉じるよう意識すること』が大切です。
保護者の方も気づいたら声を掛けてあげて下さい。また、口の周りの筋肉を鍛えることも有効です。
岩村矯正歯科では、『ポカン口』を治す、『ポカンX』という道具や、ボタンを口唇に挟み口の周りの筋肉を鍛える訓練も取り入れています。
詳しくお聞きになりたい方はスタッフまでどうぞ!
MFTとは?(Oral Myofunctional Therapy)
- こどもの癖の口呼吸や指しゃぶり・舌を歯に押し付けるなどで、本来の力を発揮できない口のまわりの筋肉を強くしてバランスを良くする「口の周りの筋肉の機能を改善する訓練法」プログラムです。
舌の癖があると、歯並びが崩れたり、逆に舌の癖によって歯ぐきや歯を支える骨が弱る可能性があります。
当院では歯科衛生士によるMFTに力を入れております。
このプログラムは下記の様な効果を期待して行います。 - 舌の筋肉の力を強める。(舌の先の正しい位置を覚える。)
- お口の周囲(唇や頬など)の緩んだ筋肉の強化、または過度に緊張している筋肉をリラックスさせる。
- 正しい飲み込みかたを覚える。
- 正しい舌の位置や唇の状態を保ち、日常生活の中で習慣にする。
- 指しゃぶり
- 口呼吸 (アデノイド、ちくのう、鼻炎)
- 頬づえ
- うつぶせ寝
- 横向き寝
- 唇をかむ
- かみぐせ
- 一方向を向いて食事をする
「癖(くせ)」とは、人が無意識のうちに行う習慣的な行動のことです。
「習慣」とは違って、あまり意味がない行動や場合によっては害になる行動をしてしまうこともあります。
上記のクセはお口が関係する癖の例です。
このようなクセを持っているお子様の場合、歯の発育に悪影響が出てしまう可能性があります。
正しい発育を促すためにも、悪いクセは早めに直すことが大切です。